沖縄 倉敷環境社の許可取消のその後…
沖縄の倉敷環境社の許可取消処分を少し前のブログでも紹介しましたが、その後、どうなっているのかを少々ご紹介します。
廃棄物処理法改正のひとつに、「許可取消後でも改善命令などの措置ができる」というのがあったのを覚えていますでしょうか。
今回はその第1号になるのかと思いきや、なんとも変わった動き、、、
まあこの業界ではよくある動きになってきましたので、時系列で少々見ていきましょう。

<時系列>
・倉敷環境社が、環境ソリューション社の敷地に不法投棄の疑い。許可の取り消し。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-616750.html
・倉敷環境社の同族会社の新会社「倉敷」社がその倉敷環境社の事業引継ぎを表明
・その直後、県は倉敷社には許可を与えない意向とのニュース
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/171733
・しかし最近、倉敷社は県に許可の申請 https://news.goo.ne.jp/article/okinawa/region/okinawa-105475214.html
・倉敷環境社の許可取り消しで、米軍のごみが環境ソリューション社で処理 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-634912.html
<つぶやき>
これらのニュースからも推察できるように、倉敷環境社と倉敷社、環境ソリューション社は同族のグループ企業なのです。
倉敷環境社は、不法投棄ということで許可を取り消しされたにも関わらず、その同族の会社が後を引き継ぐという、わけのわからない事業承継・・
まあ、そうすることによって、不法投棄されたものがきちんと回収、処理されればよいのですが・・
でもホントにこのようなことがよく行われるというのが産廃業界…
これも今年の流行語の「忖度」が入っているのでしょうか。。
他業界では、行政処分などでよく会社が倒産というのがよくあることでしょうが、この業界はそうとも限らない。。
これでは、処理業者の「質」は上がらないですよね。。
なんとも言い難いニュースでした。。。
坂本裕尚
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