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プラスチックに関する世界の動き


■EUが規制方針 ストローなくなる? 海洋ごみ削減へ禁止

・海洋ごみを減らすため、EUの欧州委員会は28日、ストローや皿など、一部の使い捨てプラスチック製品の使用を禁止する方針を発表。

・2021年からの実施を目指す。

・深刻な海洋汚染を背景に、欧米では使い捨てのプラスチック製品を禁止する動きが急速に進んでいる。

・欧州委の方針では、使い捨てのプラスチック製品について、ストローやマドラー、皿などの食器類は原則禁止。

・コップは課金の対象とすることで、使用量の減少を目指す。

・ペットボトルについては、加盟国に対して25年までに回収率90%を達成するよう義務づける。

・プラスチックは海洋ごみの85%を占めるとされ、30年までに包装に使うプラスチックをすべて再生利用可能なものに替える方針を公表。

・英政府は今年4月、軸部分にプラスチックを使う綿棒やストローなどの使い捨て製品を来年にも禁止する方針を発表。

・米国ではシアトル市が今夏から飲食店でストローや食器類を禁止する他、ニューヨーク市議会にも飲食店でのストロー使用禁止に向けた動きがある。

https://mainichi.jp/articles/20180529/dde/007/030/027000c

■マクドナルド、プラ製ストローを紙に切り替え 英などで

・ロンドン マクドナルドは、英国とアイルランドの店舗で使用するストローをプラスチック製から紙製に切り替える方針を発表した。

・英国では既に、一部のレストランチェーンがプラスチック製ストローの使用を中止している。

・紙ストローへの切り替えは一部店舗などでの試験運用を経て、9月から実施される。

・マクドナルドは、顧客の大半がプラスチックの不使用を支持していると説明。

https://www.cnn.co.jp/business/35120951.html

■「魚や貝を通じてプラスチックを食べている」という研究結果が明らかに

・海に流出した微小なプラスチックが、食物連鎖に取り込まれ、貝や魚を経て、私たちの日常の食卓にも影響を及ぼしつつある

・国際連合によると、海洋に流出しているプラスチック廃棄物は年間800万トン超。

・国連環境計画(UNEP)では、「このままのペースでは、2050年までに、海洋のプラスチック廃棄物の量は魚よりも多くなる」と予測。

・とりわけ、長さ5ミリメートル未満のプラスチックくずは"マイクロプラスチック"と呼ばれ、海中の有害物質を吸着させる性質を持つことから、海洋生態系を脅かすのみならず、食物連鎖に取り込まれることによって、私たちの日常の食卓にも影響を及ぼしつつあることが明らかになっている。 ・検査したすべてのムール貝にマイクロプラスチックが含まれていた。

・英国内で養殖されたムール貝よりも沿岸で水揚げされた天然物のほうがその含有量は多く、英国内のスーパーマーケットで流通しているムール貝については、調理済みのもののほうが生で販売されているものよりも多くのマイクロプラスチックを含有していた。 https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2018/06/post-10378.php

■ つぶやき

先般の中国の”グリーンフェンス”と呼ばれている廃プラ規制に加えて、このEUのプラスチック規制。

プラスチックはとても使い勝手がよい一方、このような海洋に対する悪影響。

さらにはそれが人間の健康への被害にもつながってしまうのですね。。。

さて、環境に対する先進的取り組みを加速させるEUに対して、日本はどのように対応するのでしょうか。

私が勝手に想像するところは、おそらく経団連がその政策に対して「それはいいね!」とは言わないのかなと。。

なので、日本政府としては、このプラ規制にはなかなかおよばないのかなと想像。。

結局は、店内の禁煙措置が国では規制がゆるいのに対して、各飲食店は独自に禁煙という動きのように、このプラ規制もそうなるのかなと・・

もしそうなってしまった場合は、なんだか・・って感じですね。

坂本

#廃棄物管理実務 #食品廃棄物

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