スプレー缶の廃棄方法
札幌のアパマンショップで16日夜に爆発事故が起きてしまいました。
死亡事故とならなかったことが不幸中の幸いでありますが、この事故で、スプレー缶の危険性が世の中に広まったことも、不幸中の幸いであったとの見方もあります。

札幌市は2017年から、スプレー缶を廃棄する際に穴を開けないよう定めている。15年に市内で穴を開ける作業中、爆発し2人が死亡する事故などがあったためという。
家庭からゴミとして排出されるスプレー缶は一般廃棄物となりますので、その自治体のルールのとおりに廃棄することが必要になりますが、
産業廃棄物となるとそれは皆さんどうされているでしょう?
最近ではスプレー缶を専門に扱う処理業者も出てきましたが、多くの排出事業者はそれほど多くのスプレー缶は排出されないので、他の金属系の廃棄物と合わせての排出というのが多いのではないでしょうか。
その場合、産廃業者の立場としてお伝えさせていただくと、穴を開けての排出でお願いできればと思います。
なぜなら、産廃業者での破砕機で「爆発」してしまうから。
最近では、100均でもコスパ以上の穴開け器があるので、試されてはいかがでしょうか。
また、前述のように札幌での爆発の可能性がある場合には、「このスプレー缶は穴開けができていない」というように処理業者にお伝えしていただきたいと思います。
廃棄物の処理は、排出者側も処理業者側も「安心」「安全」の処理でお願いできればと思います。
坂本裕尚
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