佐賀県が不法投棄監視員200人委嘱
廃棄物の不法投棄発見や通報を行う佐賀県廃棄物監視員の委嘱式が8日、佐賀市で行われた。20市町から推薦された200人が、地域の環境保全に尽力することを誓ったという。
<監視員>
・不法投棄の情報や住民からの苦情を行政機関に連絡
・ボランティアで任期は1年
・この廃棄物監視員制度は、佐賀県が92年度から始まった
<不法投棄実績>
・昨年度の不法投棄の通報は計36件
・主に、燃えがらやコンクリートのがれきなど建物の廃棄物
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/436935

<つぶやき>
不法投棄の撤去費用は、相当な金額となることでしょう。
直島の不法投棄事件に関しては、今年3月に撤去完了。つい先日には以下のように処理完了とのニュースが報道されました。
http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120013-n1.html
この佐賀県の予防措置にもつながる活動が、他の地域ではなんとも少ないような気がしてならないのは私だけでしょうか?
このような活動は不法投棄の予防措置にもつながりますのでぜひ進めていただければと思いますし、不法投棄される廃棄物の種類はやはり建設廃棄物がとても多く、不法投棄された廃棄物の内訳のなんと3/4が建設廃棄物であります。
以前、東京都の講演会である都の職員の方がお話されていたのですが、東京都の活動として、主に解体現場に足を運び、頭を下げて適正処理を呼びかけているとの話を聞いたことがあります。
現場によっては、水をかけられて追い払われるようなこともあったと話しておりました。
このような未然に不法投棄を防ぐ活動は、とても有効的だと思われます。
ですので、このような活動の際には、不法投棄の発見などだけではなく、このような予防措置活動もぜひとも行っていただければと、(パトロールされる方のご尽力にはただただ頭が下がるばかりですが)そのような点もご配慮いただきければ、いまでも1日に約50台ものトラック(4t車換算)が走って、もっともっと下がっていくのではないかと思われます。
坂本裕尚
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