資源ごみ処理で収入 ~有田川町に和歌山県環境大賞~(6/24)
和歌山県有田川町は、資源ごみ処理で得た収入を基金化し、住民の廃棄物減量の取り組み支援につなげているとして、県主催の「わかやま環境賞」で最優秀にあたるわかやま環境大賞を受賞したという。
有田川町によると、合併前の旧吉備町で4年から10年ごろにかけて、ごみの収集場を建屋やボックス式にする「ステーション化」を実施。古紙から風雨をしのぐことで品質が維持され、再分別する必要がない資源ごみは評価されるようになったという。
合併後の20年までは年間約3200万円かかっていた資源ごみの収集・運搬・処理の委託業務は、現在は業者から年間約210万円が支払われる“マイナス入札”の状態に移行しているという。
<記事>
http://www.sankei.com/region/news/170624/rgn1706240020-n1.html

<つぶやき>
最近の自治体の動きは、(もしかしたら資金難という必要に迫られてかもしれませんが)考えられていますよね。
こういう取り組みは、コスト低減策にもつながり、結果的に環境影響にもプラスに作用が働きますので、とても喜ばしい限りです。
また、以下のように、雑紙回収の取り組みの動きも広がっているようですね。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20170623/2730719
私の願いは、このような取り組みは、自治体だけで考えて行うのではなく、ぜひ民間のリサイクルの知見などを多分に活用されると、もっともっとリサイクル率の向上、ひいては資源ごみの売却での「利益」にもつながる話にもなり得るものと考えますので、そのような動きになればよいな・・と思ってしまいます。
というのも、自治体のリサイクル率が20%程度であるのに対して、産廃の民間のリサイクル率は(算出方法にもよりますが)低く見積もっても60%程度はありますので。。
坂本裕尚
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