高濃度PCB 北九州事業 終了
環境省のPCB廃棄物適正処理推進に関する検討委員会が3月26日開かれ、北九州事業地域の変圧器・コンデンサーなどの計画的処理完了期限に向けた取組などついて審議されました。
https://www.env.go.jp/recycle/poly/confs/tekisei/26pcb.html
審議会での資料によると、
・PCBを使用した高圧の変圧器、コンデンサーなどは約39万台が国内に出回っていた
・紛失した分を除き、JESCOには98%が処理対象として登録されている
・このうち北九州事業は3月末で処理を完了
・4月から第1期施設の解体・撤去に着手する
・大阪事業は2022年3月、北海道、東京、豊田の各事業は2023年3月に終了する予定となっている
という内容となっています。

一方、北九州市のPCB処理の情報サイトによると、以下の情報がまだ載っています。
・市の定める処理期限までに確実に処理をお願い
・当該処理期限の経過後は、やむを得ないと認められる相応の理由がない限り、北九州PCB廃棄物処理施設への搬入を認めません。
・変圧器・コンデンサー等…平成31年3月31日まで
・安定器及び汚染物等…平成34年3月31日まで
http://www.waste-info.jp/pcb/f_match/f400/
この期間内に処理を完了させるため、JESCOは、処理対象地域の関係自治体や関係団体などと連携し、適切な処理対象量に基づく長期処理計画及び各年度の実施計画を策定し、計画に基づいて未処理機器の把握等を計画的かつ早期に行うこととしています。
もし、高濃度PCBの変圧器やコンデンサーをまだお持ちの方は、期間を過ぎたとしてもJESCOへ問い合わせすることをお勧めします。
坂本裕尚